世界のエネルギー事情をみてみよう~第一弾~①


近年の深刻な地球温暖化問題や環境問題を考えるために、世界のエネルギー事情を知ることも大切です。

各国・各地域ごとに異なる現状や課題に目を向けてみましょう!

 

= アジア編① =

 

アジア各国のエネルギー事情は、国や地域によって大きな差があり、電力政策や課題等もそれぞれですが、

発展途上国も多く、今後長期にわたり電力需要の拡大が見込まれる地域といえます。

 

ここでは、アジアを代表する中国韓国、そして1990年代より経済成長を続けているインドについてご紹介します。

 

★1:世界一だらけ!?【中国】のエネルギー事情   

 

 

 

◇エネルギー事情から見る中国の現状

 

 人口世界一の中国は化石燃料資源に恵まれており、中でも石炭の生産量は世界一を誇ります。

 その一方、近年の経済発展によって電力の消費も急激に加速し、2010年以降は電力消費量もアメリカを抜き

 世界一となりました。

 

 生産の中心はやはり石炭で、生産量全体の約70%を占めています。

 石油や天然ガスについても生産量は増加傾向にあるものの、電力需要の急速な拡大で【消費量>生産量】となり、

 電力を国内生産だけでは賄えず、石炭さえも輸入量が増加の一途を辿っています。

 (ちなみに、石炭輸入量も世界一!!)

 

◇深刻な環境問題への対策が今後の課題

 

 中国では、石炭や石油・天然ガス等の一次エネルギー消費量が増加したことや、

 自動車の普及によって二酸化炭素の排出量(こちらも世界一!)が増えたこと等により、

 地球温暖化や大気汚染等の環境問題への影響が深刻化しています。

 

 特に大気汚染問題は世界的にも懸念されており、

 PM2.5等汚染物質の発生が日本にも影響をもたらしていることは周知の事実かと思います。

 中国国内では大気汚染が原因で毎年多くの死者も出ており、早急な対策が必要不可欠と言えます。

 

◇一石二鳥!再生可能エネルギーへの期待

 

 電力不足や大気汚染問題への対策の一部として、近年再生可能エネルギーや原子力の導入が推進されており、

 政府による政策の発表や、各種エネルギー発電所の開発が積極的に進められています。

 中でも風力発電の開発には特に力を入れており、その発電量は世界一、シェアも3割を超えています。

 太陽光発電による発電量も世界第三位と高水準で、再生可能エネルギー発電が拡大していることがうかがえます。

 

 急速な経済成長とともに今後はさらに再生可能エネルギー発電を推進し、

 電力不足の解消はもちろん、大気汚染や環境問題への影響が軽減されることを期待したいものです。

 

 >>世界のエネルギー事情をみてみよう~第一弾~②に続く