太陽光発電の中古物件 メリット・デメリットは?


2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始され、はや6年目。

新築発電所の導入が進んでいる一方、すでに稼働している中古発電所の売買、

いわゆるセカンダリー取引も注目されています。

今回は中古発電所を購入する際のメリット・デメリットについてまとめてみたいと思います。

 

1:中古発電所のメリット

・土地の確保や工事などの準備期間がなく、すでに発電している為、即時収入に繋がる

・売電実績があるため、収益の予想がたてやすい

・売電・発電実績から発電予測の信憑性が増すため、銀行融資もつきやすい

・設置当時の売電価格が適用されるため、新築に比べ高い価格で売電が可能

・実物の確認ができる

 

2:中古発電所のデメリット

・経年劣化による故障や、補修が必要な場合がある

・パネル・パワコンの変更や調整ができない

・買取期間が20年より短い(設置・稼働~購入までの期間を除いた年数のみ適用)

・特別償却の対象外

(生産性向上設備投資促進税制*1の適用期間に購入された物件でも中古で購入した場合は対象外)

 

3:所有者(売主)側のメリット

高額な資金を投資して購入した太陽光発電施設。もちろん売却理由は様々ありますが、

売主側のメリットとしては、一度にまとまった資金が手に入ることが挙げられます。

たとえ売値が20年間の売電収入以下になったとしても、急な資金が必要となる場合等に売却する方がいらっしゃるようです。

ただ、その際注意すべきは「売買金額は売り上げとなり、利益計上されてしまう」ということ。

当然のことながら、課税対象となるため注意が必要です。

 

4:中古物件を購入の際は・・・

ご覧いただいたように、太陽光発電の中古物件にはメリットがたくさんありますが、

購入する際には様々な手続きが必要となることも忘れてはいけません。

名義変更手続きや保証・メンテナンスの引継ぎ、土地が賃貸であれば賃貸借契約の変更も必要となります。

購入後に困ることがないよう、事前にしっかり確認しておくことをお勧めします。

 

また売電実績はもちろん、パネルやパワコン等の劣化や故障の有無を確認するためにも、

必ず現地視察に出向きしっかり現物を確認するようにしましょう。

 

 

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(*1)経済産業省:生産性向上設備投資促進税制について

http://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kyousouryoku_kyouka/seisanseikojo/setsumeikai140701.pdf

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