(最終更新日 2018年11月16日)

太陽光発電設備における 雑草対策 について。


雑草対策

「太陽光発電設備の 雑草対策 って必ずやらなくちゃいけないの?」
太陽光発電投資を始める際に、この様な疑問を抱く方は少なくないと思います。
そして、雑草対策にはそれなりにコストがかかってきますので、出来るだけ抑えたい所ですよね。
でも、油断して太陽光発電設備の雑草対策を怠ると様々なリスクが降りかかってくる可能性があるんです!
様々な除草方法・防草対策・外注する方法など、雑草対策を詳しくまとめました。

雑草を放置することのリスク

太陽光発電投資 現地確認

パネルのホットスポット現象

太陽光パネルの近くで雑草が生い茂り、影を作るとそれが電気の抵抗となり発熱します。
この状態が続くと「ホットスポット現象」が起こり、パネルの一部が熱を持ち故障の原因となる事があります。
故障だけで済めばまだよいですが、最悪の場合漏電により火災が起きてしまうケースもあります。
雑草が原因のホットスポット現象は、一般的なパネルメーカーでは製品保証の対象外です。
故障した場合の修理・交換費用は自己負担となりますのでくれぐれもご注意下さい。

パワーコンディショナの故障の原因

背の高い雑草

雑草によりパワーコンディショナが故障することもあります。 通常、パワーコンディショナは大雨による水没や雑草の侵入を防ぐためにも地上から1〜2mあたりの高さに設置されています。
しかし、雑草の中にはススキやオオアレチノギクのように1~2mの背丈になるものがあり、設備内に生い茂ってしまうと内部に雑草が侵入し、故障の原因となる事があります。

【主な蔓性の植物】
蔓性の植物

また、クズやヤブガラシのような蔓性の雑草は台の柱を伝って伸びていきます。
排熱用のファンがあるタイプのパワーコンディショナは、ファンから内部に雑草が侵入し不具合が発生する場合があります。
内部に侵入してしまうと、ショートして火災が発生する可能性もあります。
出来れば購入前に、所有地だけでなく周辺の土地にも蔓性の植物がないか確認しておきましょう。
もしも見つけた場合は、所有地まで伸びてくれば駆除するには長期戦となる恐れがあります。

ゴミの不法投棄、盗難などの犯罪被害

ゴミの不法投棄

雑草を放置していると、管理がされていない=めったに人が来ないという判断をされてしまうので、ゴミの不法投棄や、設備の盗難などの被害に遭う可能性も高くなってしまいます。
特に銅線は最近よく盗難被害のニュースを耳にします。
(実は弊社も過去に自社物件にて銅線の盗難被害に遭っています。。。)
また、景観も悪くなりますので、周辺が住宅地の場合は苦情が来る恐れもあります。

雑草対策がいかに重要かお分かり頂けたところで、どのような対策があるか見ていきたいと思います。

様々な 雑草対策

一口に雑草対策といっても、様々な方法があります。
所有地の広さや状況、予算などに応じてどの方法が最適か見極めましょう。
主に採用されている方法の中から6つご紹介いたします。

除草の方法手軽度コスト手間安全性
草刈り機×
除草剤
防草シート
砕石敷き
高足型架台×
グランドカバー
インターレジェンス工法×

草刈り機

草刈り機で刈るというのは一番ポピュラーな除草方法です。
出来るだけメンテナンスコストを抑えたい個人投資家の方など、自分で草刈りを行う方もいます。
草刈り機はホームセンターなどで手軽に手に入りますし、自分で行う事を前提にしている方も少なくないです。
弊社でも2018年の夏は低圧の自社物件を自分達で草刈りして来ました。
ただ、経験として言えるのは非常に重労働であるという事。
特に、雑草が生い茂るのは春~夏にかけての気温が高い時期。
どんなに対策をしていても、熱中症などのリスクが高いです。
また、素人の扱いでは誤ってケーブル等を破損してしまう可能性もありますので、注意が必要です。
草刈りを選択する場合は、割り切って業者に委託するというもおすすめです。

除草剤

除草剤を撒いて雑草を枯らす方法も、草刈りに次いで手軽に行える対策です。
コスト削減の為に自分で行う際にも草刈りよりも労力が少なくて済みます。
その際には、用途によって種類があるので除草剤選びを間違えないようにしましょう。
また、所有地が住宅街などにある場合は、散布の際近隣の住民にも気を配る必要があります。

【太陽光発電設備にオススメの除草剤】

ネコソギクイックプロFLレインボー薬品 ネコソギクイックプロFL
土に落ちた成分は土壌に素早く吸着され、その後微生物により分解されますので、土壌を介して他の植物に影響を与えることがなく畑等でも使用できます。
また樹木の下草の除草にもおすすめです。
嫌な臭いもほとんどありません。
サンフーロン サンフーロンL
主成分はアミノ酸なので安全です。
土に落ちた成分はすぐに薬効を失い微生物により自然物に分解されるので、種蒔きや植付にも安心です。

防草シート

除草作業後の敷地に防草シートを敷くことで、予め雑草が生えないようにする方法です。
単品でも防草効果は期待出来ますが、補助資材を併用することでメンテナンス頻度を削減することも可能。
定期的な除草コストが面倒な方や、所有地が遠方の方などに選ばれています。
自分で作業を行うことは非常に困難なため、基本的に施工・メンテナンスは外注となります。
また、安価なシートを選んでしまったり施工が雑だったりすると雑草が隙間やシートを突き抜けて生えてくる事もあるので注意が必要です。

【太陽光発電設備にオススメの防草シート】

ジオグリーン白崎コーポレーション ジオグリーン
厚さが4mmあり、不陸にも対応した防草シートです。
優れた耐候性・遮光性で雑草を抑止し、適度な柔軟性・透水性でエロージョン防止に効果を発揮します。
チガヤシート白崎コーポレーション チガヤシート
強壮雑草もしっかり抑える防草シート。
裏面の高密度不織布で頑固な強壮雑草 “チガヤ” “ヨシ” “ススキ” “セイタカアワダチソウ” の芽と根をシャットアウト!
表面の柔不織布が紫外線劣化から守り、耐久性を高めます。

砕石敷き

除草作業後の敷地に砕石を敷き詰める事で、予め雑草が生えないようにする方法です。
比較的少ないコストで導入出来ることが魅力ですが、年数が経過すると隙間から雑草が侵入する為、定期的な除草作業が必要になります。
メンテナンスを極力減らしたい場合は防草シートとの併用がお薦めです。
また、石ハネによるパネルや設備の損傷には注意が必要です。

高足型架台

架台設置時に、足を高くして雑草との距離を作る方法です。
定期的な除草作業の回数を減らすことに効果を発揮します。
ただし、オオアレチノギクのように背の高い雑草や蔓性の植物などは、あまり放置するとすぐに届いてしまう恐れがあり、除草作業を定期的に行う必要はあります。
やはりこちらもメンテナンスを極力減らしたい場合は防草シートとの併用がお薦めです。

グランドカバー

除草作業後に、クローバーなどの種を蒔き、雑草の育成を抑える方法です。
見た目も自然で、施工コストも比較的安価で済みます。
しっかりと全面に定着させるまでの管理が必要、また雑草が全く生えない訳ではありませんので定期的なメンテナンスも必須となります。

インターレジェンス工法

水に溶かした重曹を雑草や土に高圧で吹き付け枯らす方法です。
処理回数を重ねるごとに、雑草の根を弱体化させ抑制します。
人にも農産物にも無害なので、安全性も高く環境に優しい方法として今注目されています。
初期投資がかかりますが、回数を重ねる毎にコストは下がります。

外注する方法は?

メンテナンス業者

代行業者に依頼する

いわゆる「街の何でも屋さん」といった代行業者に依頼する方法です。
地域密着型の所が多いので交渉次第ではコストを下げることも可能だったりします。
ただし、太陽光発電設備の専門という訳ではありませんので、経験により仕上がりの差があります。
また、草刈りなら草刈り、などあくまでも依頼した作業のみを代行してもらう事となります。

メンテナンス業者に依頼する

太陽光発電施設のメンテナンスのプロに依頼する方法です。
定期点検や遠隔監視システムの導入など、除草作業に限らず総合的なプランを提案してくれる所が多いです。
それなりのコストは掛かりますので、出来るだけ管理コストを抑えたいという方には不向きかもしれません。
副業として太陽光発電投資をしている人にとっては、自分で調べる時間や手間を考えればプロに任せたほうがおすすめではあります。

エネイチでもメンテナンスパッケージをご用意しております。その他、太陽光発電設備のお困りごとは何でもご相談ください。

まとめ

以上が太陽光発電投資における、最初の物件や業者を選ぶ際のポイントとなります。
他にも、人によっては気になる箇所も違ってくるかと思います。
困ったことがあれば、販売会社に直接お問い合わせしていただいても構いませんし、ぜひエネイチスタッフにもお問い合わせください。